大学生(僕)が英会話サービスの立ち上げ。その経緯と背景とは。

 

「夢中になれる瞬間を一瞬でも長く。」

そんな瞬間を生み出したくて、作ったのが英会話サービスMOCO

Tomoki Kanda

 

夢中で駆け抜けた小中高校時代

僕は今振り返ってみると、「何かに夢中になっていた時間」を濃く過ごしてきた人間だと思っています。小学校2年生から野球を初め、チームメイトと夢中で野球をしてきました。練習は厳しいもので休みたいと思ったり、なんで自分はこんな理不尽な練習をずっとしているんだろう?と考えることもありましたが、チームで事を為すということの楽しさ、一方でその難しさ、苦しさを野球では培うことができたと思っています。そして何よりも懸命に練習して、勝った時の喜び。それは何よりも変えがたい「大きな喜び」でした。そんな時、自分は「なぜこんなにも勝つってことは嬉しいし、楽しんだろう?」と自然に考えていました。「もっと勝ちたい!」「チームに貢献したい。」そんな気持ちで野球にのめり込んでいったのを覚えています。

 

大学生になり自分を見つめる機会を初めて得る

大学受験で僕は関西にある「同志社大学」に行きたいと思っていました。しかし、模試の成績はそんな想いにはついてきませんでした。10月に受けた模試が返却された時点で僕は当時通っていた予備校の先生に「この点数で合格できたら、大逆転やなぁ。」と言われていました。悔しかったから、必死に勉強しました。しかし、想いはやはり届かず。僕は第二志望の関西大学に進学しました。そこで、私は人生で初めて「夢中になっていない時間」を過ごしました。遊ぶ。明くる日も明くる日も遊んでいました。それはそれですごく楽しかったのですが、僕は野球をやっていた時のような「大きな喜び」を得ることは無かったです。「楽しい時間→虚無感」っていうサイクルをただ過ごしていました。「このままではダメだよなぁ。。」そんな気持ちを持っていた感じはしますが、なんせ大学生ですから想行一致はなかなかしていませんでした。時を同じくして、僕は高校生の時から目指していた「教師」という職業を目指す事を辞めていました。大学の授業を受けるうちに、「政府や公的機関は動きが遅く、現状の教育は時代にマッチできていない。」そう思うようになったのです。「民間企業は教育を独自の信念を持って変化させている。そんな人の価値観に触れたい。」僕の中で初めて、ビジネスを用いて社会・教育をより良くしていくっていう気持ちが生まれた瞬間でした。思い立ったら、もう邁進するしかない。当時の僕は無知識、ノリだけで生きていた大学生でしたが、勇気を持って飛び込んだ場所。それが「Business Contest KING」でした。全国から選ばれる100人の初対面の大学生が、5人程度のチームを組み、一週間の合宿で社会を活性化させるビジネスプランを考案する。これがコンテストの内容でした。僕はその時に一週間中、4日間徹夜して必死に分からないながらも議論し、食らいついていきました。その結果、チームとして優秀な成績を収めることはできなかったんですが、僕は大学生活で初めてやりきったという「大きな喜び」と共に涙を流していました。こんなにも苦しく、涙が出る経験ができる場所が大学生にもあるんだってその時恥ずかしながら初めて気付きました。(当時は大学2年生の夏休みでした。)

 

もっと多くの大学生がそんな経験を積める場所を作りたい

そこからは自分の中で学ぶことも視野も広がったような気がします。それと共に大学時代の思い出が「大きな喜び」に繋がる経験になることも増えました。2年生の秋にアメリカへの留学、3年生では英会話サービスMOCOを立ち上げました。

 

英会話サービスMOCOのFacebookページはこちら!

https://www.facebook.com/MOCO-1003533986369857/

 

英会話サービスMOCOの可愛いロゴはこちら!笑

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3年生で英会話を教えるきっかけになったのは自分の留学体験でした。留学で英会話を学ぶことは費用対効果が悪すぎる。さらには、留学っていうハードルは全ての人にフラットではない。この2つの気持ちが大きく立ち上げに寄与しています。まず、留学で英会話を学ぶことは費用対効果が悪いということですが、これは端的に「留学でできることの多くは日本にいながらでもできる。」僕がこれを感じたのは留学初期の段階でした。「話しかけられても何言ってるか分からない。」「自分の思ってることを話せない。」毎日、世間話するだけでも大変だったのを覚えてます。その結果、僕はアメリカで座学を必死でしました。有名YouTuberの「バイリンガールちか」の動画を全て見ました。更には「英語耳」という参考書で発音の練習もひたすらしました。「一億人の英文法」という英文法書も全て読みました。「早く友達に追いつかなくちゃ。」そのときは必死でした。結果、僕が英語を話せるようになって聞けるようになったときは2ヶ月経ってました。留学の費用は莫大です。親御さんに負担してもらう人も少なくないと思います。しかし、留学に行って最初の2ヶ月間を日本でもできる座学に時間を費やしてました。「オカンとオトンに頭が上がらん…。。」だから、その座学の期間を日本で積める場所を作りたかったんです。その結果がMOCOの理念である「英語を学習する初めの一歩を応援したい。」に至った経緯です。 もう1つの気持ちは留学っていうハードルは全ての人にフラットではない。ということ。 ある授業の時間を借りて大学でアンケートを取ったことがあります。質問はシンプルに「英語を話せるようになりたいと思いますか?」その授業は100人規模の授業だったのですが、なんと100人中95人の人が「はい、そう思います。」を回答しました。この回答の結果を少し別の角度から捉えると、自分の周りの大学生が100人いれば、95人は英語が話せるか?ということと同義です。ここに留学の障壁があると考えました。「潜在的に英語を話したいと思う人は気持ちの大小はあれど存在する。でも留学に一歩踏み出すまでの勇気が出ないのではないか?」時間とお金を掛けてまで、英語を学ぶことは確かに至極勇気がいることだと思います。つまり、現状は潜在的に英語を学習したいと思ってる人が一歩踏み出せる場所がないということです。そうであるならば、作りたい!とびっきりハードルを下げて、とびっきり安価で。そこで少しでも多くの人に一歩踏み出すことの大切さ、そしてそれは厳しくはあれど、「大きな喜び」に繋がる大きな一歩だと言うことを認識してもらいたい。そんな二つの思いが英会話サービスMOCOに込められています。

 

夢中で生きていきたい。そんな人の輪を広めていきたい。

ここまで色々と綴ってきましたが、僕はこの21年間で気づいたことがあります。 それはシンプルですが、「大好きなことに夢中になってる瞬間が何よりも楽しい」っていうこと。自分を忘れて夢中になれる瞬間を1秒でも長く生きていたいということ。もちろん苦しむことも多いですが、それ以上に「大きな喜び」は「本気」の人にしか訪れないなぁと。今はまず「英会話」っていう領域でより多くの人の一歩を応援する。まだまだ道半ばなので至らない点ばかりですが、「ユーザーにとって最も夢中になれる場所を作るには?」これを追求していきたいと思っています。そして、僕らのサービスを使ってくれた人が「大きな喜び」を感じてくれるように。さらに言えば、「一歩踏み出す勇気」を何に対しても持ってくれることを心から願ってます。

 

英会話サービスMOCO  神田智貴